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2020.12.8

令和2年度の旧燈明寺収蔵庫の公開が終了しました

木津川市観光協会の「2020 秋 木津川市秘宝・秘仏特別公開」の一環として10月31日から実施した今年度の旧燈明寺の収蔵庫の公開は、11月3日に無事終了しました。

新型コロナウィルスの勢いが治まらないこの時期に、収蔵庫の公開を実施すべきかどうか、大いに迷いましたが、当財団にとっての重要な事業の一つでもあること、毎年遠方から来て頂ける方もあることなどを思い、感染症対策を講じた上で開催することとしました。

公開期間中の案内等の業務は、今年も地元のNPO法人「ふるさと案内・かも」にお願いしました。公開日の3週間ほど前にご提案頂いた感染症対策をベースに検討を重ね、スタッフ向けのマニュアルに公開中の感染症対策のあり方や来場者の誘導の手順を記し、対応の仕方を徹底しました。また来場者には、お願いする注意事項を記したペーパーを受付でお渡しし、その下半の感染拡大防止のための「名簿」に連絡先等を記入して、収蔵庫の入口で係員に提出してもらうことにしました。入口ではマスクの着用と手指の消毒を促すなど、感染予防に留意しました。

今年は、収蔵庫正面に安置された5軀の観音像(千手観音立像・十一面観音立像・不空羂索観音立像・聖観音立像・馬頭観音立像、いずれも鎌倉時代、京都府指定文化財)とともに、展示ケースでは不空羂索観音立像の像内納入品の木造合体天部形像(2軀)と観音像造立奉加結縁交名(部分)、さらに本堂創建時のものと伝えられる「東明寺」銘軒丸瓦(室町時代)、江戸時代初期に造営された庫裏の棟札(寛文12年)、燈明寺第4代住持の日誓が元禄9年に記した「東明寺縁起」、18世紀後半頃の燈明寺(東明寺)の全容が描かれている『拾遺都名所図会』巻之四(天明7年)及び観音信仰の札所として参詣者で賑わ った燈明寺を物語る「南山城三十三所観音霊場額」(天保7年)、などをご覧頂きました。

公開期間中の案内等の業務をお願いした地元のNPO法人「ふるさと案内・かも」の皆さまには、心からお礼を申し上げます。収蔵庫の清掃などの準備段階から、感染症対策のもと、円滑な人の流れを考慮した受付等の設営と人員の配置など、ご苦心をして頂きました。

今年は4日間の公開でした。雨の11月2日以外はほぼ好天でしたが、やはり新型コロナウィルスの影響には抗しがたく、来場者はこれまでの最低の119名にとどまりました。来場者が少なく意気の上がらない4日間でしたが、皆さん熱心に務めて頂き、特に何事も無く終えることが出来たのが、何よりの成果でした。広報などでご尽力を頂きました一般社団法人木津川市観光協会にも謝意を表します。

来年は通常通りの公開が出来て、少しでも賑やかな旧燈明寺でありたいと願っております。


旧燈明寺収蔵庫の公開